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2012年1月22日 (日)

「荷風と明治の都市景観」 南明日香著

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明治期の東京の町並み景観について、掘り下げています。

著者:南明日香 相模女子大学学芸学部教授 専門:日仏比較文学・比較文化

(私の小学校時代からの知り合いです。高校卒業後不義理しておりますが。)

この本は、三省堂から2009年に出版されていますが、年末年始休暇時の勉強のため読んでいました。

半分酔いながら、かつ、明治の文体が混ざってくるので、今日まで時間をかけての読み下しとなりました。

本文は、永井荷風を中心として、明治時期に書かれた文学の中から、東京の都市景観についての当時の執筆者が持っていた印象を調べるとともに、当時の都市計画、建築物の資料を紐解いて、今の都市景観の成り立ちと、ずっと課題となっている違和感について整理して有ります。

きっかけとして「景観緑三法」の施行後も先の見えない都市景観の理想について、その背景に有る課題を、実際に明治維新以降大きく洋化していく町に住みながら景観等を評価してきた永井荷風の文章を考察することで、探っています。

私、永井荷風については、銀行員として、フランス、米国等の町に駐在したことで、当時の欧米の町並みを知っていたことをはじめて知りました。そのうえでの東京の都市計画の評価となっているんですね。


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私は、職業上、港のプランニングにはタッチしますので、ウォーターフロントから見た都市計画・景観については考えることが有ります。

この本でも、思考の立ち位置を、陸と水に区分されていますが、この時代には水の景観として海までには出張っていないようですね。

国土から風土として、都市開発の有るべき着地点のポイントをまとめて有ります。
確かに、風土に根付いた景観が、最も住む人にとって「落ち着く」、「共感の得られる」ことになるのかなという再認識の感想を得ました。

ウォータフロントでは、工場・プラントの夜景が観光資源として注目されています。まさに「欲望の塊」の景観ですね。


南先生、薄っぺらい感想文ですみません。

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