« 馬関海峡(壇ノ浦) | トップページ | 関門海峡人道トンネル »

2011年7月31日 (日)

関門海峡

歴史が下がって、現在の関門海峡です。
本州と九州を結んでいた(最も狭い海峡)海であります。
Sp7290012_2

本州と九州との交通手段は船だけでしたが。
現在は3本のトンネル、1本の橋梁で結ばれています。
この海峡は、アジアと瀬戸内海の港を結ぶための水路として機能してきました。
しかし、狭い、地形が複雑、潮流が早い海峡で、事故が絶えません。
国土交通省関門航路事務所のホームページ(ページはこちら)からお借りした写真で見ると、V字というかN字型の地形をしています。

1111                         出典:関門航路事務所ホームページ

 航路は東シナ海側の響灘と瀬戸内海側の周防灘を結ぶ全長約45km、航路幅が500mから2,200m、水深が12mです。
 500総トンを超える船の通航量は年間50,000隻程度とのことです。
 Shipps_h21                         出典:関門航路事務所ホームページ

これら多くの船を安全に航行させるために、色々な安全対策が取られており、航行を支援するために関門マーチス(関門海峡交通安全センター ページはこちら)が航路に対する情報を出しています。特に潮流の情報を電光表示、ラジオ、電話で出すと共に、レーダーで航行船舶の安全航行を監視しています。
電光表示はこのような標識が立っています。

Sp7290029
昼なので判りにくいですが、潮流の向き、速さ、速度の変化傾向を電光表示しています。
また、海上保安部の施設なのですが、航路に真っ直ぐ入ってくるための道標として「導灯」という灯台が設置されています。
Sp7290039
Sp7290042
この導灯、もう一つ背後(陸側の山の斜面)にあるのですが、海から見て高さの違う明かりが上下に重なった時が正しい航路を進んでいる様になっています。ですから点滅しているのではなく常時点灯しています。海側を前灯、陸側を後灯と言います。
Sp7290041 道路右側のマンションの左下にチョコットついているのが後灯です。

また、安全対策としては近年はAIS(説明はこちら)の設置が義務付けられてきました。
これにより、艦船がお互いに位置を確認することが出来ます。
一昨年に関門航路で発生した、護衛艦くらまと外国コンテナ船との衝突事故も護衛艦がAISを稼働していたなら防げたかもしてないとの見解がありました。(でも、軍艦が自分の位置を発信しながら航行するのも間抜けな話ですが)


|

« 馬関海峡(壇ノ浦) | トップページ | 関門海峡人道トンネル »

海洋のこと」カテゴリの記事

コメント

高速道路のサービスエリアで関門海峡をぼーっと眺めていたときのこと、思い出しました。
今回の記事は、へー、ほー、そーなんだー、と感じ入ることばかりです。
たくさんの知恵と工夫がつまっているのですね。
この次行くときは、関門海峡をもっと楽しめそうです。ありがとうございました。

投稿: morimiki | 2011年7月31日 (日) 06時57分

morimikiさん
毎日暑いですね。福井は大雨の影響ありませんでしたか。
今日も関門海峡ネタです。

投稿: Nekton | 2011年7月31日 (日) 07時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1177492/41011513

この記事へのトラックバック一覧です: 関門海峡:

« 馬関海峡(壇ノ浦) | トップページ | 関門海峡人道トンネル »