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2011年6月 8日 (水)

ウミガメの母浜回帰説

鮭や鮎など魚もそうですが、ウミガメも生まれた浜に帰ってきて産卵するという推論が在ります。

先々週の東北出張で、自前のデジカメの調子が悪くなりました。
新しいカメラが来て、使いこなすまで、ブログの記載が少なくなりそうです。

今日の毎日新聞(記事はこちら)に九州で、アカウミガメの母浜回帰説の検証実験を実施するとの記事が在りました。
魚等のトレーサー調査は、鰭にタグをつけたりして、狭い海域で実施されていますが、アカウミガメは太平洋を横断する回遊をしているようなので追跡が大変です。
発信機をつけて人工衛星で追跡するなど、グローバルな追跡手段が必要となります。
今回は、アカウミガメの行動を追うだけでなく、他の浜で産卵させて、その親亀が同じ浜に戻ってくるかをトレースする実験のようですね。
アカウミガメの産卵時期はこれからピークを迎えますが、今回は屋久島で産卵上陸してきたアカウミガメを3頭捕獲し、380km離れた福岡県福津市(福岡市と北九州市の間に有ります)の砂浜に網で囲った水域に泳いでもらい、浜で産卵をするのを待つようです。ウミガメは1シーズンに数回産卵のために上陸し一度に百個くらいの卵を産むので、3頭が産卵した卵はそれなりの量になります。

今回は、環境省の許可も得ての実験調査だそうで、親亀をトレースすることで、生んだ浜に帰ってくるかを調べるそうです。
もしも、生んだ浜に帰ってくるならば、侵食された浜に産卵しに来たアカウミガメを豊かな砂浜が有るところに移動してもらうことで、将来に渡って産卵数を増加することが可能となる可能性が在りますね。

でも魚の行動と比べてみると、(小亀)小魚は帰ってくると思いますが、生んだ親亀はどうなんでしょうか、魚と同じならば自分が生まれた浜に帰ってくるような気もします。

以前、伊勢湾でアカウミガメの産卵調査を実施したことが在ります。
上陸痕跡を確認後、産卵の有無まで確認し、そのまま保全していました。
卵は、ピンポン玉程度の大きさです。名古屋港水族館で飼育されているアカウミガメは、水槽に有る人工砂浜で産卵し、孵化しています。名古屋港の人工海浜にアカウミガメが産卵したこともあります。

そんな事実を見ていると、本当に都合よく行くのかなと考えますが、人の勝手で産卵場所が無くなっているアカウミガメたちを保護するひとつの方法を試す検証なのかと思いました。

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海洋のこと」カテゴリの記事

コメント

確かウミガメだったと思いますが、ちゅらうみ水族館には解剖したときに胃から出てきた海のゴミが展示されているそうですね。
道路脇にポイ捨てされたポリ袋などのゴミ、海からどんなに離れていても、風に吹かれ、川に流され、海へと運ばれ、ウミガメなどが飲み込むそうです。そして胃の中がゴミでいっぱいになって、えさが食べられなくなって、死んでしまうのだそうです。
家の周りのゴミ、拾っても拾ってもまた落ちていてむなしくなるとき、”ウミガメを救えるかも”と思えばやる気がでます。

投稿: morimiki | 2011年6月 8日 (水) 08時24分

ウミガメは水中に漂っているビニールを海藻と間違えて捕食するそうです。

博多湾の中にもたくさんのレジ袋が漂っているそうで、漁師さんが網を入れると魚と一緒に取れるようです。

確か来週の12日日曜日はラブアースクリーンアップの日ですね。
福岡にいたら海岸の掃除に行ってきます。
昨年はタバコのフィルターが大漁でした。

北陸地方でも活動している市があるのではないですか?
石川県は実施しているようですが。

投稿: Nekton | 2011年6月 8日 (水) 12時32分

記事を見ました。
屋久島に上陸した親亀が環境の違う浜で産卵するか?産卵して来年親、子亀がどちらに戻るか?
筆者のブログを覗かなければ恐らくこのような話題知ることもなかったかも知れません。
産卵する際の親亀の涙を映像で見た事があります。感動です。

屋久島に行かれた事がありますか?屋久島は本当に自然が残された島です。
個人的には、屋久島に戻ってきて欲しい
ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘかな?

投稿: Limei | 2011年6月 8日 (水) 13時48分

屋久島は、アカウミガメとアオウミガメの両方が産卵する緯度にありますね。
島の方々も、ウミガメの保全と、環境教育と、観光をバランス良く行っているケースも有るようです。
ウミガメにとっては町の明かりが無い場所での産卵が理想のようですが、屋久島も世界遺産となり多くの人たちが訪れています。
山地の総量規制も必要ですが、海浜の保全にも目を向ける必要が在りそうですね。

屋久島の出張は、個人的には好きです。
くび折れサバ、トビウオ、トコブシ、カメの手、アサヒガニとかおいしい海の幸、焼酎の三岳がいいですね。
海中温泉も良かったです。

投稿: Nekton | 2011年6月 8日 (水) 22時25分

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