しろうお(素魚)のヤナ
素魚のヤナが完成しています。 携帯電話で撮影したら逆光でハレーションを起こしてました。
天気の良いときに再度写真を撮ってきます。
素魚の生態を、亡くなられた九州大学名誉教授塚原博先生の「魚のおもしろ生態学」(ブルーバックス)で見てみました。
和名:シロウオ、漢字で素魚
成魚で全長5から6cm程度。
ハゼ科の一種で、体は薄いあめ色の透明な円筒状をしている。
シロウオは普通海に住み、内湾の中層、下層に群れている。
2月ころ岸辺に近づき、水がぬるむのを待って川に登って来る。
川に入ると、餌を食べなくなりオスは水底の砂礫の下に産卵場所をつくる。
メスは産卵後すぐ死ぬが、オスは敵から卵をまもり、やがて孵化した小魚が海に巣立っていくのを見届けてから生涯をとじる。
塚原先生のシロウオの項目の締めくくりを原文で、
「シロウオ漁は、幼夫婦の恋路をさえぎり、川の汚染は、シロウオの愛の巣を傷め、その繁殖を害する。生きたままおどり食いにされたり、釣りのエサにされるシロウオにとっては“春の風物詩”なんてとんでもないことなのである。」
だそうです。
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