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2010年6月24日 (木)

粘土の海底に防波堤 を造る

しばらくお休みでした。

タイトルの粘土の海底に防波堤を造るとは、九州特有の干潟が発達した海での港造りの技術なんです。
有明海、八代海は干潟が発達しています。ここで、港を造る場合、厚く堆積した干潟の粘性土上に港を造ることになります。
有明海の奥部では潮位差が6mにもなるので、構造も考える必要が有ります。
防波堤は、船が接岸する岸壁の安全を守るための施設です。
熊本港では、粘土の上に防波堤を造るために杭の上に防波堤を乗せる構造が採用されています。
以下の写真は、陸に置かれた構造体ですが、現地に打たれた杭の上にこれが載ることになります。丸い穴は、波がコンクリートの箱に入り、干渉して波のエネルギーを小さくする働きを期待したものです。

Sany1646
自動車と比較してもかなり大きいです。
これが、水中に設置された杭の上に乗っかって波を防ぐことになります。
Sany1643
正直なところ、ここまでしてこの場所に港が必要だったのかという検証は無いのですが、技術的には非常に優れた施設なのですね。

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コメント

日本の海洋土木学のレベル、凄~い!
この技術をどんどん輸出して外貨を稼ぐことはできますか?
最近ニッポン丸の地盤沈下が著しく、なんとかならないものかと、(私なんかが心配しても何の役にもたたないけれど)心配しております。

投稿: Repu | 2010年6月26日 (土) 17時34分

日本の海洋土木技術は、世界でもトップクラスです。
日本は、外界に面した場所での港作りが多く、防波堤の耐波性能に対する技術は進歩しています。その他、津波に関する予測技術等、海岸防災もすごいですよ。
海外の仕事は、これまでほとんど政府のODA事業が主だったので、開発途上国向けが多かったです。
最近は、先進国にも「新幹線bullettrain」の技術売込みを、JR東海等が進めてます。
フロリダに新幹線計画が有ります。
あと、以前、片野海岸の巡検に誘いましたよね、あの時居た宇多さん(色黒のおじさん)は、海岸浸食対策では世界的に有名な方ですよ。

投稿: Nekton | 2010年6月27日 (日) 06時48分

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