« 遊びと安全教育 | トップページ | 岸壁って »

2010年5月30日 (日)

山林の保全と木材の利用

先日、何かを読んでいたら、世界の人為的な事業の3大不思議?として、ピラミッドの構築、万里の長城の構築と日本の人工林の植林を挙げてありました。(ほんとか?)
確かに、イギリスなど森林が切りつくされた国もある中で、今の日本の山林は荒れてはいるものの、かって木材を切り出した後、人の手で植林された山がほとんどで、世代を超えて山の管理がされてきました。
また、公害(鉱害)により禿山になった山林も復活しているのはすごいと思います。

日本の林業は、安い輸入木材の増加により経済的に成り立たなくなってきました。
輸入木材は、かっては原木が輸入され国内加工されてきましたが、今は製材された木材の輸入がほとんどです。(港の海面貯木場もどんどん少なくなり、倉庫つきの岸壁が使用されています。)
でも仕事で、宮崎と熊本を通じている国道を走っていると国産材を輸送するトラックが多く見られますので、ほそぼそと生産を続けているんでしょうね。

が、先日近所の飯盛山に登ったときに登山道で見た光景では、間伐材の間引きはされているものの、運び出さないで、小さくカットされた状態で放置されていました。
この山から流れ出た水を水道として飲用している私としては、森の環境を整えて、水源の保全が必要だと思った山歩きとなりました。

日本の土木では、木材は仮設(たとえばコンクリートの型枠や、木杭とか)での利用がほとんどで、木製の橋梁とかはほとんど見られません。
海辺の施設では、ウッドデッキ等に木材(腐りにくい輸入材なんですが)が利用されていますが、その他の構造では、定期的なメンテナンスが必要なことから使用したがりません。
木材が利用されなければ、森の木はそのまま朽ち果てるまで、放置されます。
バイオマス燃料化とか、積極的な構造材への利用とかの仕組みを考えていかんと。

000020
BOSTON港では、防舷材に未だに木材が使用されていました。これに関しては、デザインを追求した可能性もありますが、使い方を工夫すれば木材の利用も可能と思った場所として印象に残りました。
これからは、目先の経済性を追求するだけでなく、環境の観点からも広い視野での最適化を考える必要があるのかな。

|

« 遊びと安全教育 | トップページ | 岸壁って »

環境のこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1177492/34952824

この記事へのトラックバック一覧です: 山林の保全と木材の利用:

« 遊びと安全教育 | トップページ | 岸壁って »