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2009年7月18日 (土)

対馬の副振動について

今日は、写真無しです。
昨日より、対馬の海域で副振動が発生し、床上浸水まで発生しているようです。(九州ローカルニュースかな)
副振動は、スイスでは「セイシュ」、日本では「静振」と呼ばれ、地方によっては「網引」(長崎港)とか言われます。
基本的には、湖や湾等の水面振動の固有周期を持つ水域で、気象変動などによる水面変化の起動力が働いた場合に、湖や湾全体に短周期(数分から数時間)の水位変動が生じる現象を言います。
長崎港などの奥行きが深い湾では特に顕著に見られる現象で、潮位記録等を見ると、半日程度の潮位変化に対して、短い周期の水位変動が潮位に対して小さく変動する様子が良く記録されています。

今回の対馬の地形を考えると、あまり奥行きの深い湾が無いので、なぜ1m以上の潮位変化が起きたのかちょっと不思議な気がします。
長崎海洋気象台が引き続き調査をするようなので、見守っていきたいと思います。

昔、学校の実習で実測潮位記録を使用して潮汐の調和分解をしたのですが、清水港(静岡)でも副振動が記録されていました。

船の貨物がコンテナ化されたことで、荷役効率は非常に良くなったのですが、コンテナクレーンの繊細な荷役作業に、副振動による船の微妙な動揺が影響を与え、効率を悪くしています。
極端なときには、係留してるロープが切断することもあり、長周期波(外洋からの周期の長いうねり)の影響と、副振動の影響が船の荷役効率に大きな影響を与えているんです。

ここで、波の周期とは、波の山から山が通過する時間です。
うねりとは、沖合いの台風等で発生して伝わってくる周期の長い波のことです。

今日は、海の自然現象のお話でした。



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